「親しい知人」という程度の関係では、中々聞けないことの一つが下の毛の話。
そんな訳で誰にも聞けないまま3人目出産を迎えようとしている。
自分が話すことは一向に構わないので、ここに記録として残す。誰かのお役に立てれば嬉しい。

今から約10年前にPちゃんをベルギーで妊娠した時のこと。
当時から日本でもVIO脱毛は盛んだったと思われるが、私はあまり興味がなく自然派だった。
しかし、出産について調べているうちに衛生面から剃毛した方が良いのでは?と疑問が湧き夫に相談してみたところ、看護師をしている友人から聞いた話を教えてくれた。

その友人が看護学生時代(おそらく今から20年程前)、授業で観ていた女性器に関するビデオに、自然派の毛が生えた陰部が映し出された。それを見た瞬間、クラス中の女子が爆笑したというのだ。

ああ、やはりこちらの文化では処理をするのが当たり前のマナーなのか。
迷ったけれど、毛を自己処理して不快なチクチクに悩まされるのが嫌だったので剃らないことにした。
そして何回目かの診察で触診のため診察台に寝ていた時のこと。
研修の学生が同席してもよいか聞かれ、承諾した。ドクターが席を外し、陰部を出したままの私と、カーテンの向こうに学生が恐らく二人待たされた。
一人が吹き出した。もう一人も堪えているのがわかった。
この時の心境は、「変なもの見せて申し訳ない・・・!」羞恥心は無かった。だって人間の自然な姿だもの。きっと私で経験を積んだ分、また自然派アジア人の患者が来ても彼女たちは乗り越えられるだろう。そんなことを思った。
そしていざ迎えた分娩で、看護師がドクターに剃毛が必要か聞いたらしいが、必要ないとのことで剃毛はされなかった。(会陰切開はされた)

時は流れて、みっくんを妊娠した。
どういう訳か、一回り成長した私は陰毛の存在を憎むようになっていた。邪魔で不快でたまらない。しかし海外でVIO脱毛に行くのは躊躇われた。現地人より硬い毛の性質。恐らく施術してくれるのは自分より若い女性。申し訳なくて行かれない。
年を取ったことで相手への配慮が生まれた私は、分娩時にも毛があると医者や助産師さんに不快な思いをさせてしまうのでは、と思うようになった。実は担当になった産婦人科医の女医さんにも直接剃毛の必要性について聞いたのだが、必要ないとの回答だった。
自然派のまま分娩台に上がり、この時も毛を剃られることは無かった。(会陰切開はした)

次の夏、日本に一時帰国した際に家庭用脱毛器を購入した。
実はみっくんを出産した時、既に3人目を視野にいれていたため、三回目の出産こそは処理済みの状態で臨みたいと思っていた。そしてすぐに授かったのだが、妊娠中は脱毛器は使えないと説明書に書かれていた。
そんな訳で、現在子宮口3cm、いつ陣痛が始まってもおかしくない状態だが相変わらず自然派のままである。


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コムギさん、こんにちは!なんだかコロナがまた流行っているようですね。実はパパパも恐らくコロナだと言われましたが、もう検査はしないみたいです。お互いに、無理せず頑張りましょう!(*´∇`*)