猫事件簿9

続きです。

住所はボロアパートなのに、現れた元オーナーは靴先まで身なりが整っていてエリートビジネスマンのような出で立ち。堂々とした振る舞いの、スキンヘッドだった。

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相手の主張は、こう

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逆切れって言うんでしょうか。

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お金欲しさに言ってるわけじゃない、猫を飼う責任能力があるか証明して欲しいわけです。
しかしなんだか噛み合わないまま話が続き、ヒートアップし、ついに・・・
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通訳として同行させられてたのは、あのトイレットペーパーおやじだった。
おやじは、全てを通訳せず両者に妥協案を提案している様子だった。
しかしこのおやじが声を荒げたせいで、向かいの住民が異変に気付いてしまった。

私たちの住むストリートは、分かりやすく3階級に分かれている。
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この、謎の民に属する私達は、少なくとも私は厄介な移民だと思われたくないんです。
多分元オーナーも同じで、向かいの家のマダムが様子を観察してるのに気付いたら態度が変わった。
マイクロチップの、お金を払った。
そして我が家に今いる猫はどうなるのか?
猫を欲しいのかいらないのか聞くと「どちらでもいい」と。
それなら貰っちゃえばよかったんです。でも私が失敗しました。
思わず言ってしまった。

3
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しまった、と思った
ちょっとこの二コマだと分かりにくいですが、引き取ると言わせた後に「猫は貰う」と都合のいい事を言える状況ではなくなってしまった。
猫を引き渡しました。
それから、正式に購入した新しい猫が来るまでの一週間が辛かった。
パパパは風邪でダウンするし、Pちゃんは勿論、今回は私も飼うつもりになっていた猫なので、皆が放心状態だったなあ。
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マイクロチップの登録変更に関して
大きな声で言えないのですが、自分と相手のIDカード、カードリーダーがあれば避妊手術の有無を問わず変更することができました。なので、しました。
これで元オーナーとの縁はすっぱり切れた訳です。
このオーナーは明らかに住所先のボロアパートに住んでいないから良かったですが、お互いの子供が同じ学校に通っていたらと思うとゾッとします。

<教訓>
・トラブル防止の為にも自分の猫にはマイクロチップを埋める
・迷い猫は、一ヶ月は様子見!!


猫が住みついてから5日目でチップ登録は、確かに早すぎたと反省しました。元オーナーにも何度も説明しましたが、車の通りが多いので放置して轢かれる心配をして飼い主を探す目的で獣医を訪れた訳ですが、結果トラブルの原因になってしまった。猫って、長い期間その辺におでかけすることもあるようですね。

なんだか長くなってしまいましたが、ここで一旦終わりにしようと思います。


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